あじさいの写生をしました。
各お部屋には色とりどりにいろんな種類のあじさいが用意されています。
虫メガネが置いてあるクラスもありました。
画材はクレパスと水彩絵の具です。
しっかり観察することがこの課題のねらいです。
上手く描くことが目的ではありません。
その子がモチーフをどう見たかを大切にしています。
上手く描くことが目的となると、上手いという判断は誰がするのですかという疑問が出てきます。また何をもって上手いというのでしょうか。「うまい」とか「へた」と発言される方のなかにその基準はきちんとありますか?写真のように描けていることをいうのですか?
それは幼稚すぎる偏った見方だとおもいます。
子どもたちはきっかけさえつくってあげればあとのことは自分たちで考え行動してくれます。そのきっかけさえ必要ない子もいるくらいです。
できあがっていく絵はみんなそれぞれです。
同じものはありません。
みんな違うひとりひとりの人間ですからできあがる絵も違って当然です。いいとか悪いとかではありません。
自分がどう見たか、それを伝えてほしいのです。
お顔を全部見ていただけないのが残念ですが、この子の表情を見てください。あじさいを見てイメージを反復しているようです。
この集中力。
真剣な態度で描くことに臨んでいます。
この子のように集中する時間が私たち大人にはどれほどあるでしょう。
真剣になにかに取り組むことの尊さをこの子たちよって私は何度も教えられています。
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