日本画/絵画クラス 受講生の作品を紹介しています。

 

「あじさい」 日本画 SM

 

子どもには描けない純粋さと技巧に走らない素朴さがぎゅっと詰まったあじさいができました。「花びらを描いているときは無心でした」とおっしゃるDさんの笑顔は女学生のよう!でした。

 

「サクラソウ」 日本画 F3号

 

サクラソウの細かい花をボリュームをもって表現されました。説明的な要素はできる限り排除してピンクと白の花の色を手がかりに何度も何度も絵の具を積み重ねた労作です。

 

「青い薔薇」  日本画 F3号

 

花の青が背景の黄色とくっきりとした対比を見せ、1枚ごとに複雑な色味の違いを見せる葉は瑞々しく、豊かな味わいのある作品ができました。

 

「竹薮」 日本画 20号

 

鬱蒼と茂る竹薮と土が輝く様子が目に鮮やかなコントラストを見せ、空にはまぶしいくらいの日差しが印象的に表現されています。ざわざわと葉がこすれる音まで聴こえてくるようです。

 

「ドライフラワー」 日本画 F4号

 

画面中心に立つ花が凛として、淡い色調の空間には雲の動きを想像させるような広がりを感じさせます。じっくりと腰を据えた写生が元にあるのが強みとなっているのでしょう。水干絵の具で制作されたはじめての日本画作品です。

 

「桔梗」 日本画 WSM

 

まっすぐ伸びる一輪の桔梗をモチーフに余白を大きくとったシンプルな構図が印象的です。

日本的とも言える空間感覚が涼風を感じさせる作品になりました。

 

「椿」 日本画 F4号

 

庭に咲く椿をモチーフに初めて制作された日本画作品です。

寒さの中にも春の兆しが感じられるような絵にしたいと、水干絵の具と少しずつ揃え始められた岩絵の具を使って描き上げられました。

 

「たんぽぽ」 日本画 F4号

 

冬から春へ、陽射しの変化とともに顔を出すたんぽぽを慈しむ作者のKさん。まだ寒さを残すその一瞬が描ければと粘り強く画面と向き合われました。早朝をおもわせる空気と土の温かみに包まれるような作品になりました。

 

「ハクモクレン」 日本画 F20号

 

1年以上の時間をかけて描き上げられました。

花の白さや小枝の微妙なニュアンスにまで行き届いた細やかさと、それらを取り巻く空間に対する配慮、繊細さと大胆さが共存する力作です。

 

「人形」  色鉛筆画

 

ちょこんと手のひらに乗るくらいの人形をモチーフに色鉛筆で描かれました。

苺の妖精にも、ひなたぼっこをするおばあさんにも見えてきて、ちょっと内向きな足がとてもかわいい作品になりまし

 日本画 4号

 

レモン3個をガラス容器に入れての制作です。

描き始める前は、透明なものをどう描けばいいのかと思案顔のDさんでしたが、ガラス越しに見える布の歪みなども丁寧に観察されました。清々しい透明感とレモンの香りまでもが伝わってくるようです

 

「スズメウリ」 日本画 4号

 

お家の庭でできたツル性の植物スズメウリという、カラスウリよりも少し小さめの、縞模様がかわいい実がモチーフです。

実とツルと気配が一体となるような画面を追求されていましたが、なかなか得心いかないようで、何度も絵の具を画面に流し込むような仕事をくり返されていました。

 

「金閣寺」 日本画10号

 

空が映った池の水の表現が秀逸で、木々の表現は生命がわきあがるようです。

 金閣寺そのものを打ち出すのではなく、説明的に見えないような絵にしたいとおっしゃってましたが、それは理想としてこれからも研究を続けてほしいとおもいます。

 

「菊」 日本画3号 

 

一度は完成させた作品に、どうも不満が残ったということで全く同じ構図で再チャレンジされたのがこの作品です。

骨描きの線を生かすような薄塗りを心がけて制作され、透明感溢れる菊の華となりました。

 

「冬日」 日本画 4

 

 動くものを捉えるには、あわてて描くより、描かずに観ていることも大事なことです。安易に写真を使わず、自分の目をしっかり働かせてお庭にやって来るすずめの写生を重ねられました。

冬の小枝にとまる5羽の生き生きとした姿を捉えた作品となりました。

 

「イチョウ」 日本画 6号

 

京都御所のイチョウの木をモチーフに描かれました。三角の白い地面と空、黄色い葉と黒っぽい林がシンプルな形で構成され、そのコントラストが波打つような画面となって心地よいリズムを刻んでいます。

「あじさい」 水彩画

 

これまでは鉛筆でスケッチした後に絵の具を使うという手順で描かれていましたが、この作品では水彩絵の具だけを使うことに挑戦されました。手直しができないという緊張感を集中力に換え、紫陽花を瑞々しく表現することに成功されました。

暖かくなると河川敷の土手は土色から明るい色彩に覆われてきます。桜の花が咲き誇るそのあし下には、菜の花や名も知らぬ草花がたくさんの虫たちを起こしにかかっているようです。カラフルな画面をよく観てみると、さまざまな小さな生命がところせましと描き込まれています。隠れている虫たちを探してみてください。

「アボカド」 日本画 SSM

 

 黒い背景のなかに黒っぽいアボカドの光を描きたいと作者のKさんはおっしゃっています。青や紫の光が点々と暗闇の中に浮かび上がるようで、深海に棲む古代魚にも想えてきて不思議です。

「ゆり」 日本画(WSM)

 

 丁寧にかっちり描かれるIさんはそれゆえの堅さをどうにか克服したいと奮闘中です。

すきっとした空気が印象的な作品になりました。

日本画(F3)

妙義山に行く途中、信越線の高崎から横川、西松井駅で下車され写生されたところを描かれました。軽井沢への旅行の際、車窓から見つけた風景だそうです。

「かぼちゃと柿」 水彩画(F6)

 

 Sちゃんは子どもの頃から絵を描くのが好きな女の子。もう高校生になったけど純粋な目は子どもの頃と同じです。素直な水彩画はなんともかわいらしく感じます。(やすこ)

「桜」 日本画(F6)

 

以前から桜を描きたいとおっしゃっていたIさんは念願の1作を仕上げられました。美術館や動物園がある京都岡崎公園の桜だそうです。

しなやかに伸びた枝には桜が咲き誇り、水面に映る様子はとても細やかに表現されています。

「果物」 油画(F6)

 

愛情をもって描かれた作品は、画面から優しさがにじみ出て、どの果物も色彩豊かにとてもおいしそうです。何色もの絵の具を使っておられるんですが、画面の中でかろやかに響きあい、ボナールの絵にも通じる感覚を覚えます。

「紅葉風景」 水彩画(F6)

 

Sさん独特の世界が写真では伝えきれないのがもどかしいのですが、この画面には途方もないくらい手が入っています。透明水彩絵具で描かれた風景画と言えばそれまでなのですが、それだけでは終わらない作品へののめり込みがすごいんです。

油画(F4)

 

久しぶりに復帰第1作として絵の具で遊びますとベタベタ塗りたくっておられたのですが、どことなく顔に見えてきたようで女性像として描き進めました。

現実には存在しない心の中の理想の女性像として現れてきたのでしょうか。

「トウモロコシとトマト」 日本画(F4)

 

コトコト煮込んだスープをさらっと味わえるというのか、Haさんにしか描けないあっさりしていて見応えのある絵がまたひとつ完成しました。

作者は「立体感もないし下手な絵」とおっしゃるんですが、トウモロコシのひとつぶひとつぶにおよぶ描写など、見せつける強さではなく、ただそこにある佇まいに引き込まれそうです。

「Begining」(B2)

 

21才のFuくんが木炭と黒鉛を使って描いたのは、ダークファンタジーへの入口、別世界につながるゲートとしての花だそうです。自室で描かれたのですが、部屋が黒鉛粉で真っ黒になってしまうほどだったそうで、その奮闘ぶりが爽快です。

「おしどり」 写生(F6)

 

生きた鳥を細部まで丁寧に描くのは大変です。Haさんのこの写生は、はく製のおしどりを何日も見つめて鉛筆と透明水彩絵の具で描写されました。冷静に観察する芯の強さと小さな生きものにそそぐ優しいまなざしを感じます。いのちが吹き込まれたようです。

「アザミ」 日本画(F4)

 

アザミがモチーフですが、アザミという<もの>を描くのではなく、ものとものとの関係、空気を描くことが目標です。空気を描くなどというと朦朧体かという声も聞こえてきそうですが、見えたものを見えたままに描こうとすれば関係の大切さが浮かび上がってきます。果敢に取り組まれているKoさんの習作です。

「チューリップ」 写生(F6)

 

どうしても上手に描きたいという気持ちが前に出て来てしまうことがあるんですが、Dさんの作品からはそういった欲が顔をのぞかせることはまずありません。モチーフに対してとても謙虚な姿勢で描かれているんでしょうね。

「いちご」 日本画(SM)

 

ひまわりからリンゴへとKさんの制作は数点ずつゆっくりと時間をかけて熟成されてきました。そして今回のいちごは初めてのモチーフです。ころころっと甘酸っぱい香が広がるような作品ができました。

「ブーゲンビリア」 日本画( F4)

 

ピンクのお花を陶器にさして描かれました。岩絵の具をたっぷり使って色とりどりに表現された画面から花の歌声が聴こえてきそうです。

水彩画「風景」6号 

 

嵯峨野まで散策に出かけられたときの記憶と写真を元に落柿舎を描かれました。

風景の中の人を描きたいという試みです。

繊細なタッチで細かく描かれたなかにもユーモアを感じさせるあたたかな作品ができました。

写生「デコポン」 (F6)

 

 デコポンをモチーフに木炭粉を溶いて描かれました。

鉛筆で線を大切にした写生をされていましたが、捉え方の幅を広げるために試みた作品です。日春展入選にも浮かれることなく、基礎をしっかりつくっていきたいと、意識は高いところにあります。

日本画作品「稲藁」(F4)

 

 Tさんの日本画第一作は、稲藁干しというのでしょうか、田んぼのなかで稲藁を吊り下げてあるのがモチーフです。

手前には切り株が、規則的でありながらもそうきっちりと並んでいるわけではなく、人間味のあるあたたかさを感じます。昔ながらののどかな田園風景に誘われるような作品になりました。 

日本画作品「りんご」(SM)

 

 前の一作に続いてりんごに挑戦されました。

かけっこでゴール直前のデッドヒートにも見えてくるような、それでいてユーモラスなふたつのりんごは、どちらにも個性があって生きているようです。キンと張りつめた白い空間とあたたかな赤が心地よい作品になりました。

日本画作品「ラディッシュ」(SM)

 

丁寧な描写と点描で表現された空間が、小さな画面に違和感なく溶け込んで、Hさんならではの世界を構築されました。それにしてもこの愛くるしさはどこから来るのでしょうか。

構成も決まって大好きな作品です。

油画(F8)

 

イランへ旅行された時のイメージを制作されました。木も生えない山の上には遺跡が残されています。あるのはそこへ向かう一本の道だけという厳しさ漂うモチーフです。以前、鳥葬が行われていた場所だということです。空の表現に迷われた結果、赤紫の妖しい色も効果的ですね。

水彩写生(F6

 

以前教室の他の方が描かれたグロリオーサの絵を見て挑戦してみたかった花だったそうです。お花屋さんで買って来られたまま花瓶にさして、細かな部分まで省略することなく精密に描写されました。3週間に渡って描かれたので、花の形が徐々に変わってしまったのですがめげずに粘り腰の制作でした。

写生(F4)

 

月2回のペースで通っておられるDさんは、教室で描くのとは別にお家でたくさん写生をして持ってこられます。この作品は鉛筆を用いることなく、木炭粉をアラビアガムで溶いて、筆で直接画面に向かわれたものです。色もなく地味な仕事ですが、植物のしなやかさがよく描けていますね。

水彩写生(F6

 

きっちりした線で精確に描かれるのがIさんの特徴でしたが、この絵では以前より堅さがとれ、ゆったりとしたおおらかさが感じられます。リラックスして描かれたのでしょうか、茎や葉は自然なしなやかさが感じられるようなできばえです。

水彩画(F4

 

アジがモチーフです。小手先で描いたような絵ではありません。じっくり時間をかけ、ああでもないこうでもないと試行錯誤を重ねた結果たどり着く絵の存在感というものは確かにあるなあとこの絵を観ておもいました。

水彩画(F6

 

旅行先でのスナップを元に水彩画として完成されました。かなり長い時間をかけ細密な表現で制作されていましたが、未完成のまま海外でのお仕事がきまり、日本を離れて現地で制作を続けておられたようです。自然の中に小さいけれど画面中央にご自分の姿が描かれているのがいいですね。ここに我あり!


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