お母さんの様子を描きました。
様子を描くということは、お母さんのお顔だけではなく身体を描くことになります。またお母さんが持っている<もの>などとの関係も描くことになります。それは、お母さんのお顔だけを描く場合と比べて、子どもたちにとって描く難易度が格段にアップします。洗濯物を干すにしてもつかむ手と洗濯物の前後関係、フライパンを持つ手の指の形など前後左右の空間関係を想像しながら描き進めることになるからです。とはいえ、子どもたちはそんな理屈云々よりもバシッと描いてくれました。

楽しそうですね。
この子のお母さんはこんなに明るくお掃除をすることができるんですね。

もうできた!
え!もう少し描いてほしいなあとおもったので声をかけてみました。するとそんなアイデアもあるのか(とはいいませんが)という顔をして絨毯をオレンジと黄色に描き込んでくれました。

冷蔵庫になにかのメモが貼ってあります。
手には包丁。
にんじんがまな板にのっています。
明らかにキッチンです。
しっかり観察できています。
ピンクのエプロンをしたお母さんが軽やかにお料理をしている様子が伝わってきます。

真上からの視点をとっています。
床を拭き掃除しているところです。
けっして私たちがこの視点で描きなさいと言ったわけではありません。
見守っていると子どもは自分で気づくのです。

ぐっと足を踏ん張って。
クレパスで力を込めて描いています。
気合い十分。

掃除機を持つ手がホースとクロスされ、右手の指がぐっと曲げられていることからつかんでいる状態を描こうとしているのがわかります。
灯りとタンスが描かれているのでお部屋なのでしょう。
足取りにも注目!ですね。

この絵を観ればおもわず笑みがこぼれそうなユーモラスな作品ですね。
小道具もそろっています。
おとなにはまず描けないでしょうね。

家族のなかのお母さん。
きょうだいとも仲良しなのでしょう。
まだ手に指は描かれていません。

この子は画面いっぱいにお母さんの顔を描きました。
笑っているのか怒っているのか。
その両方?

お母さんがにこやかな表情で洗濯物を干しています。
今日は未完成でしたが、この絵はこのままでも十分魅力的ですね。

かなり描ける子です。
ただ女の子の表情に固定化がみえるのがちょっと残念。
でもそれも成長の証し。
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