みやこめっせからの帰り道、じっとしているすずめをみつけました。残念ながら息をしている様子はありません。ハンカチに包んで帰宅し、その夜写生させてもらうことにしました。
これは木炭粉にアラビアガムを溶かして絵の具のように使って描きました。
これは木炭粉に加え、水彩絵の具、パステル、クレパスも使っています。
すっかり忘れてしまうこともありますが、死はいつもすぐそばに潜んでいるものだと、大切な人を亡くしてからそのことを意識するようになりました。
怖いし考えたくはないのですが、自分も避けて通ることはできません。
死ぬことそのものよりもっと怖いのは、死に向かうときの苦しみです。目が見えなくなるとか、呼吸ができなくなるとか、手足が動かなくなるなどの恐怖におびえる私です。
生きてりゃ死ぬわな。
などと強がってもその恐怖を吹き飛ばすことはできません。
自分の近くにある死を描いたりするのも、いつかやってくる自分の番に少しでもおびえずにすむようにというおもいがどこかにあるのかもしれません。
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